Ray(5)RAYと本格的な訓練?を初めて3年が経過した。服従・追求は何とかこなせるようになったが(親バカ)、 防衛は作業内容を私自身が修得できない。 どうしてこんなに私はノロマなのだろうか? 私は自分の才能の無さに落ち込んだ。 年末はシュッツ1(服従)にデビューしようと思っていたが、 前進の練習でパッド(前肢骨)をとうとう両足ともズル剥けさせちゃった(哀)。 一直線に勢いよくコマンドかかるまで走り込むRAYの動きは誠に格好良いのだが、怪我をさせるとは何たる指導手(私)。 私は勢いでRAYと訓練しているのだぁ。 意欲と言えば意欲なのか?う~ん、何となく違う。 ルンルンスポーツ感覚でやっているように見えるけど、 これは大きな間違いなのだ。 指導手として私の理解不足・修業不足でRAYに本物の訓練を伝えられない。 ANDY先生の言葉の中に 「一時的に良い結果が出たとしても、 良く教えたではなく、良く覚えた(愛犬が苦労して) と言わざるを得ません。 のちに必ず、厚いカベに、突き当たる事になる筈です。」 と有ったのを思い出した。 RAY自身が苦労して私に対し答えを導き出しただけに過ぎない。 この辺から私の悩みは脹らむばかり。 RAYに対して済まない気持ちで一杯になった。 先生からとても丁寧にご指導いただき、本当に感謝している。 ただ、私がその感謝を良い成果として結びつけられないでいる。 毎週、防衛に通っているが、私の理解不足からRAYに正確な動きを伝えられない。この分だとRAYが可哀相だぁ! 「RAYを虐ているわけではないが、私自身がRAYを混乱させている」 ・・・RAY、ごめんよう(情けない私) 私の今までの訓練はRAYをかばっていたり、頼らせたり、誘導したりするだけで、全然核心に迫っていない。これって、私がオオボケだからなのだぁ。 そんなオオボケの私にRAYはよく付き合ってくれるなぁ・・ RAYに感謝しなくては(爆)。 訓練をRAYとの楽しい暮らしとして始めたはずなのに、 RAYに申し訳なく思うようになっちゃった(笑)。 世の中には、シェパだけに訓練資格取らせたいとか、格好良くしたいとか、 ガードドッグとして飼っている人もいるかな? 今更RAYを預けるなんてどう言うこと?っと、非難されかねないかな?(爆) RAYと今までやって来たが、ここまで成長できたのは お師匠様はじめ訓練士の先生のご指導があったからこそ何とか出来た。 私の主旨からすると、ずっとこのままでも良いのかも知れないが、 RAYのことを考えると、キチンと訓練解る人から正解を教わる権利をRAYに 与えてやりたくなった。何故か私の中で様々な矛盾が交差している・・ 「訓練の過程を、苦労を、愛犬と共に楽しむ」のが真なるテーマなのだけど・・・ もっともっと、色んな事をRAYと楽しみたいけれど・・・ 私がノロマでどうしようもないのだ(爆) やればやるほど人間より犬の方がお利口に見えてくる。 呆けな私ではなかなか先へ進めない。 この分だと、RAYが可哀相に思えてきた。 本末転倒だと非難されるかもしれないが、 本心は可愛い娘をもっと成長させてあげたいと願うばかりの私なのだ。 一大決心をして、「目の中に入れても痛くない」と言うRAYパパ(主人)を説得して、RAYを合宿させることにした。 もしも、合宿でRAYの健康が害されたりストレスに落ち込むことになったら 直ぐに戻せばいいと思って決断をした。 2005.2.10にRAYを訓練所へ連れて行った。その日のRAYは慣れたモンである(笑)。 泣くこともなく、その環境を直ぐに受け入れていたらしい。 食欲モリモリ、便も快調なのだそうだ。 2週間後、担当訓練士に電話を入れた。始めの頃は?顔のRAYだったが、 動かしているうちにRAYは喜んで訓練士に飛びつくし、 ボールのヒッパリッコも大好きのようだった。 徐々に訓練士と心を繋いでいく様子が解って私も凄く嬉しかった。 今日で20日目、RAYはお散歩も尻尾ブンブンで自信ありげに歩くのだそうだ。 訓練士「日に日に良くなってきました。訓練も凄く楽しんでいます。」 RAY良かったねぇ、RAYのことを理解してくれて、本当の訓練を教われて・・・な~んて、私は心の中で呟いた。 RAYの自立心が養われてきて居るんだなぁ・・・ 私はRAYの世話(甘やかす)をやきすぎるし、 正確な理解を伝えられなかったから、 RAYに今まで苦労ばかりかけちゃったね(笑) 私の方がRAYに甘えていただけかもしれないなぁ(笑) RAYが私の元に戻ってきて私と訓練再開するその日まで、 安心して待ってられそうだ。 その時はRAYから、私が教わるのかなぁ? 何だかワクワクしてきた。 今の私の心境は愛娘をサマー合宿に行かせているような感じなのだ。 RAYが戻ってこられる日「母さん、先生と一緒の方が楽しいよ♪」 と、言われたらどうしようかな(爆)・・・ 今まで私がRAYと苦労してきた過程も、その時きっと、役に立つような気がする・・ RAYに負けないように、私も勉強しなくては・・・ |